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7/22 19:30〜「THE BEE」NODA・MAP番外公演 [演劇]

「THE BEE」NODA・MAP番外公演 ロンドンバージョン
原作:筒井康隆~「毟りあい」(新潮社)より~
脚本:野田秀樹/コリン・ティーバン
演出:野田秀樹
出演:キャサリン・ハンター/トニー・ベル/グリン・プリチャード/野田秀樹
会期:2007年06月22日(金)~2007年07月29日(日)
場所:シアタートラム
http://setagaya-pt.jp/theater_info/2007/06/thebee.html
http://www.nodamap.com/02thebee2/gaiyou.htm
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□summary
筒井康隆の短編「毟りあい」を、野田秀樹とアイルランド人作家コリン・ティーバンが戯曲化し、昨年のロンドン初演で大評判となった注目の舞台が日本初登場。初演時と同じく野田が自ら演出・出演を担うのはもちろん、今回は新鮮な顔合わせの日本人キャスト版とロンドン初演時のキャスト版を連続上演します。
(シアタートラムサイトより引用)

□impression

近年観たお芝居の中で
確実に5本の指に入る、印象的な芝居でした。

かつてロンドンにて公演がなされた時から
待ちに待った・・・「THE BEE」ロンドンバージョン。

目下に広がる舞台美術が
日本バージョンと全く異なり、
鏡面に赤色が反射した、美しくも冷酷に燃えたぎる有様を感じました。

もちろん今回最も期待に胸を躍らせていたのは、
生 “キャサリン・ハンター” にお目にかかれること。

でてきた瞬間に、“怪物女優”としての威厳、
小柄で筋張った、軽快な身のこなしにやられた。 この辺は野田さんに近しいものを感じる。

逆輸入のこのお芝居で、
キャサリンに代われる日本の女優がいるのかと想像するのは、
あまりに酷すぎる。。

日本バージョンよりも鮮明に
印象に残った場面は、
最後の儀式での井戸、小古呂の妻、百々山。

ここでは、透き通った鏡面の裏に百々山が見えるのですが、
鏡面であるがゆえに、百々山が複数人差し迫ってくるようにも見えました。
そして、客席のわたしたちもいつのまにか、鏡面ごしに、舞台の上にいるわけです。

いつだかのインタビューで野田さんは、
暴力の連鎖への説明は極力カットしたという類いの話をしていましたが、
確かに説明はないのです。
いとも淡々と井戸、小古呂の妻、百々山が儀式をなし、
壁にボールをぶつけると、必ずそれは返ってくるというような。
行為自体に身を任せると、自分の存在自体、認識があやうくなり、
行為に則った連鎖が続く。
それって確かに説明を付けること事体がナンセンスなのかもしれない、、

だが連鎖するからこそ、現実として終わり得ない。

だから結果として、記憶に残る芝居。
説明し得ない・・・となったようにも思います。

身近に潜む問題であるからこそ、
なかなか記憶から離れませんし、蘇ってきますね。
「THE BEE」。

★P.S.
ハチャトリアンの「剣の舞」をパロっていた、あの気になる曲、
どうやら・・・

歌:尾藤イサオ
作詞:なかにし礼

だそうです。

**************************
好きか嫌いか 嫌いか好きか
はっきり言いなよ 今すぐ目の前で
惚れてしまえば 男は弱い
奴隷か騎士か 囚われ人の身か
それに較べて お前は素敵
ペルシャの女王か トルコの姫君か
**************************

や、やばい。耳からこの歌が離れず・・・・
こりゃぁ買いでしょう。。 

指す〜指す〜指〜すぅ〜〜〜♪

伊集院光選曲 おバ歌謡

伊集院光選曲 おバ歌謡

  • アーティスト: オムニバス, 神谷勝也, ドン神谷, 白木みのる, ローレン中野, 和田弘, マヒナスターズ, 尾藤イサオ, 由美かおる, GAL
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2004/06/16
  • メディア: CD


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