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「労働者M」期待の初日★ [演劇]

■労働者M
演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
出演:堤 真一  小泉今日子  松尾スズキ  秋山菜津子  
   犬山イヌコ  田中哲司  明星真由美  貫地谷しほり  
池田鉄洋  今奈良孝行  篠塚祥司  山崎 一
美術:中越司
音楽:伊藤ヨタロウ
公演日程:2006年2月5日(日)〜28日(火)
会場:Bunkamuraシアターコクーン
   2階席にて観劇
http://www.bunkamura.co.jp/cocoon/event/kera/
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行ってきました!
労働者M、初日!!!

少々ネタバレのお話で恐縮ですが…

◆近未来の収容所
自由と引き換えに、食料と安全な寝場所が提供される
(いかにも演劇的なトーン)

◆現代のある事務所
自殺志願者の悩みを聞いては布団や宝石を売りつける
(細々とした日常的なトーン)

この全く異なる2つの世界でひたすら人間の心理が交錯する話。

ただ、共通しているのは、どちらの世界でも1番偉い人の姿は虚像でしかないこと。

そして、理想を掲げて行動するも何もなし得ない人間と、
くだらない問題に向き合うも、結果的に大きな事件を引き起こしてしまう人間の対比が見どころ。

舞台は中央回転型で、回転する円は3つに分けられ、
それぞれの空間の端に扉を設けています。
→「事務所のようなところ」→「喫茶店のような…」→「寝床(2段ベッドが左右に)」→と左右に回転しながらストーリーが展開?
というか、交錯。のほうが正しい気がする。
上手下手には大きな階段のセット、それを架け渡す橋のような装置が舞台上部にあり、2階席からの丁度目線の位置にこの橋が存在。
その橋の奥には大きな岩石のセットがあり、ライティングにより赤や緑に変色。

1階客席間には2本、歌舞伎の花道に通ずる通路あり。

あ〜〜、1階で観ていたらもっと違った目で観れたなあと
一番強く思った演出。

その他、演出に関しては、これは2階席が正解だと感じるところが多い。と言うのは、映像やライティングに映画的な演出を駆使しているところが多く、それを舞台の人間模様と対比しながら観ることができる。

これは近距離じゃわかんないかも。

しかし、、、

やっぱり、
ほんとうに!!!!!!!

このお芝居はとにかくキャストが豪華!
役者さん同士がどう絡むんだろうということ事体がもう
芝居の見どころみたいになっちゃって
笑いに関して言えば、正直すべて役者にかかっていたような印象。

堤さんはね、二枚目なんだけど垣間見えるダメ男っぷりな演技にドキッ♪
しかも初日だからか、台詞カミカミだよ!
おいッ!!!ってツッコミたくなるほどにカミっぷりが最終的に板に付いてくるほどで、それはそれでイイ♪

松尾スズキさんは、期待通りソフトにおかしい!でももっと独特な間、を観たかった!!残念!

そんなこんなの初日でしたので、
私自身、このお芝居のとどのつまりは…何!?という感想で
自然と見える結論やラストはわからず、

最後・・・

わはははははっ。

(暗転)

(緑色ライティング)

あれぇ、もうカーテンコール!?

終止、まとめきれず、不親切な感想でごめんなさい。

そんなお芝居もあるのです。ということで、また少し回想しながら結論じみた何かを模索してみます。

ではでは。


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