ルソーの見た夢、ルソーに見る夢 [芸術]
■ルソーの見た夢、ルソーに見る夢
アンリ・ルソーと素朴派、ルソーに見せられた日本人美術家たち
会期:2006年10月7日(土)〜12月10日(日)
場所:世田谷美術館
http://www.setagayaartmuseum.or.jp/
---------------------------------------------------------------------------------
□summary
アンリ・ルソーはパリ市の税関職員を務める傍ら仕事の余暇に絵を描く『日曜画家』として知られる。技術力は未熟であるが、生前はその技巧的ではない画風がアポリネール、ピカソなど少数の
理解者によって評価された。
世田谷美術館はルソーをはじめとする素朴派の収集に力を入れているそうだ。
□impression
展示は大きく4部構成。
1:ルソーの作品
2:素朴派の作品
3:ルソーの影響を受けた作品
4:ルソーを感じさせる作品
素朴派とうたわれるルソーの作品。
間近でマチーエールを観察すると確かに技術的にうまくはない。
逆にそのバランスの崩れたコンポジションが新鮮で強く印象に残った。
美術館特有の変なエネルギーを使わずに観覧できるという点でとても優しい。
ただし、ルソーの影響を受けた作品に関してはルソーとの類似性は見出せるが
それ以上のインパクトは感じられなかった。
ルソーの作品中、純粋・丁寧に作品を作り続けている様が見て取れるからこそ、
技巧を上回る特異性を感じられたのだが…
そんな、後半ゆる巻きで回覧を進める最中、
ばったりここで、
植田正治氏の作品にお目にかかる。
そして最後は有元利夫氏の作品に拝む。
ゆるゆると回覧を進めた今回の展示でしたが
本来美術館はゆっくり片肘はらずに回覧したいものです。
8割型思考をめぐらせながら、頭いっぱいで鑑賞する機会が最近増えましたが、
この展示には素直に優しさを感じたり、面白さを発見して愛でたりする楽しさがあると思いますよ。きっと。
nice!
by Gyori (2006-11-20 01:23)
nice!
by Gより (2006-11-20 01:24)
ごめん、エンターバシバシ押しちゃった。
GはごめんのG。
by G (2006-11-20 01:28)
thanks★
by nakashi (2006-11-21 22:06)