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白夜の女騎士(野田秀樹×蜷川幸雄) [演劇]

■白夜の女騎士
会期:2006.5.7-5.30
会場:Bunkamuraシアターコクーン
作 :野田秀樹
演出:蜷川幸雄
出演:松本潤、鈴木杏、勝村政信、六平直政、立石凉子、杉本哲太 、他
http://www.bunkamura.co.jp/cocoon/event/valkyrie/index.html
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□story
ワーグナーのオペラ「ニーベルンゲンの指輪」に想を得た若き野田秀樹が大胆に脚色した「 彗星の使者(ジークフリート)」「宇宙(ワルハラ)蒸発」とつづく3部作の最初の作品。

□impressions
本日のソワレを2階席より観劇しました。
この位置からだと、ちょうど監督ブースの蜷川さんたちが見易いんですね。
いけない、集中しろ!と思いながらも、珍しい機会ですし、
つい、初めの明るいシーンでは舞台と蜷川さんの表情を代わる代わる観てしまいました。
想像以上にリラックスした笑顔の表情でいらっしゃいました。

肝心のお芝居は
字幕があったからでしょうか?
具現化することに対しては親切な見せ方だと捉えればそうも思えますが、
イメージを説明されているようで多少の違和感を感じました。

全体の流れは勝村さんに限ります!
ロープのシーンではNODAMAP半神のリリアンシーンを彷彿させるようで
うれしくなっちゃう要素が満載でしたし、
お馴染みのはにかみながらの演技も高感度を醸していました。

、、、、、、しかし、で、しかし

本日のソワレ、後半部、まさにクライマックスなのに
松本潤くんの声が出ない、声がれ!
正直ありえない事体が発生していました。
発声・活舌の甘さが初めのうちから目立っていて、この調子で終盤までいけるのかしらと
こちらもはらはら。
厳しい言い方をするようですが、プロとして無い!
その他、場合によっては体力面での負担も考慮すべきでもあったかと。
彼が主演ということでファン層の女の子たちが大半を占めるこの会場で、
彼女らに彼個人の素性を垣間見せた代償はかなり大きいと思うのです。
彼自身、今回の役柄は適役で舞台上でもがき、苦しむサスケを十分に演じられる資質があるからこそ、惜しいです。


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コメント 5

Hk

あ~あ、やっちゃったね・・・
前半より、その後半の蜷川さんの表情がどうだったか気になるね。というか、勝村政信の頑張りが予想できる分、松本潤のそのていたらく(モジベーション、コンディションの維持やケアを含め)を許容してしまうのだとしたら・・・蜷川さんも丸くなったなぁ~と思っちゃうけどね(*_*)
by Hk (2006-05-28 00:47) 

nakashi

>Hk 氏
本日限りのアクシデントだと願いたいところです。
実は私も後半部、蜷川さんの表情がかなり気になってしまいましたが
照明が明るくなった頃にはブースにはいらっしゃいませんでしたよ。
by nakashi (2006-05-28 01:33) 

いっちゃん+

舞台を経験されてぐーんと成長した草彅さんのように伸びて欲しいもんです。事務所自体が養成所となっている実態を見れば、アイドルに限らず演技者を輩出することを期待しても良いのではないかと最近思うようになりました。
ちょっと皮肉を言えば、字幕は当初から声が出なくなることを見越しての先手だったのでしょうか?
観れなかった者のヒガミです(笑)
by いっちゃん+ (2006-05-28 23:06) 

nakashi

>いっちゃん+ さん
うんうん、そうですね。これを機に温かく見守りたいです。
次へ期待!
ぐーんと伸びたといえば、鈴木杏ちゃんの成長っぷりは目を見張るものがありましたよ。つい親目線になってしまいましたが、存在感が圧倒的でした。

そうそう。字幕は、野田さん独特の掛詞や状況の繋がりを説明する際のみにでてきましたので、台詞すべてに付いていたわけではないのです。。
by nakashi (2006-05-28 23:37) 

いっちゃん+

ああ、やっぱりすべてのセリフにはついてなかったんですか。
根拠なきあてつけになってしまいました。
失礼いたしました。
by いっちゃん+ (2006-05-29 00:11) 

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