V.M.-ヴァギナ・モノローグス [演劇]
■V.M.-ヴァギナ・モノローグス
作:イブ・エンスラー
演出:宮本亜門
出演:東ちづる 内田春菊 野沢直子
会期:6/27(火)~7/2(日)
場所:スパイラルホール
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□outline
“女性自身”についてのエピソードを3人の女性が読むリーディング・ドラマ「V.M.-ヴァギナ・モノローグス」。世界60数カ国で上演され、世界中の女性が笑い、涙し、共感した刺激的な舞台です。さまざまなキャストで不定期・無期限上演されるプロジェクトの第一弾!
V.M.OFFICIAL BLOG http://blog.e-get.jp/vm
□impressions
日々観ているお芝居のテイストとまた異なるものを観てみようかなとの冒険からの鑑賞。
はなから期待度は低めであったのは否めません。
テンションやや低でごめんなさい。。。
舞台美術はスワロフスキーが数珠つなぎとなったものが
ステージ背後に滝のように垂れ流しにしてキラキラ。ホリプロっぽい!?
客席左右には女性を意識した足のようなモチーフ?が壁から突き出している。
ストーリーは役者3人が声をかぶせるように女性器に関するエピソードを
リーディングする朗読劇。
に、してもイブ・エンスラーの脚本を直訳して演出することは本意かも
しれませんが、あまりにアメリカ色が強く、ピンときませんでした。
ピンとこない=ノンフィクションであることを醍醐味として理解できないわけです。
そうであるならば日本人をもっと調査して日本人特有のエピソードとして加筆し演出する必要性が
あるのでは?と疑問に思いました。
ノンフィクションに関連して、、、、
キャストの内田春菊さんはデフォルトで性的なイメージが強すぎて
ノンフィクションにもフィクションにも捉えかねない表現が
なんとも演出上統一が図れていない印象を受けました。ほんと、もったいないー。
キャストを変えたらもっと面白いお芝居が観られるかなという気はしますが
(個人的にはキャスト白石加代子さんで、日本色をぷんぷん香らせて・・・で、観てみたいな)
ちょっとロングランは厳しいんでないの?と、毒をはいちゃいます。
先月鑑賞したケラさんの台詞劇「ヴァージニア・ウルフなんかこわくない? 」の完成度が
あまりに高すぎたこともあり、かな~り消化不良になりながら帰ってきました。
来週はまちに待った「あわれ彼女は娼婦」だ~!!!
亜門さん…やはりヘテロネタやセクシャルネタは無理があるかもね。日本的要素を加味しても…上手くいくかは正直疑問かも(ーー;)
3女性が織り成すといえば…亜門さんのデビュー作ミュージカル「アイ・ガット・マーマン」を思い出すが、たぶんあのときのような鮮烈さは無いのだろうな、今は。
亜門さんのアメリカナイズプンプンの演出好きを考えれば、キャストだけでなく演出家の交代も一案かと…
by Hk (2006-07-02 22:09)