ロバート・サブダ しかけ絵本の世界展 [芸術]
■ロバート・サブダ しかけ絵本の世界展
会期:2006年12月13日(水)〜12月28日(木)
場所:西武池袋本店イルムス館2階 西武ギャラリー
http://www.shikake-ehon.jp
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□summary
日本発公開となるロバート・サブダの初期の作品、プライベートな愛用品、制作のための元資料、習作、スケッチ、作業工程を、このたび再現されるニューヨークのアトリエと共に展示。
□impression
わたしがロバート・サブダを知ったきっかけは
しかけ絵本ならぬ、しかけポストカードからでした。
二つ折りにした紙と紙の間に隠された隙間をそっとと開くに従って
三次元の立体がよいしょと飛び出します。
そのギミックを気にしながらも、紙と紙の間に顔を挟むように鑑賞すると
薄い薄い紙の重なりが互いの支点を確かめあいながら立ち上がり…
そしておとなしく息をひそめていくのです。
会場中盤では古きヨーロッパのしかけ絵本も鑑賞することができました。
開くと立ち上がる「飛び出す絵本」に加え、
アコーディオンのように等間隔に伸ばした中央に丸い穴のある「のぞく絵本」もありました。
日本には「のぞく絵本」が少なかったせいか、古いのに新しさを感じました。
今はいろいろな技術が発達していて、アナログの魅力を感じる機会が減っているわけですが、
ものの出来上がる過程をじっくり体感できることの慈しみをやんわり感じることができました。
こどもこそいない私ですが、こどもに買ってあげたいなと思うところです。
こんにちは、TBありがとうございました。
ヨーロッパのアンティークしかけ絵本、おもしろかったですね。
実物を覗きまくったのはもちろんのこと、会場内で流れていた
ビデオにクギ付けでした。絵本って、本当に楽しいです。
by 源九郎 (2006-12-28 15:05)
★源九郎さん
絵本を映像で観るって、一瞬ハテナ?って思っちゃいますが、
しかけ絵本に至っては、ビデオで観るおもしろさも存分にありますよね。
三次元のオブジェを二次元にして、またそれを三次元に戻しちゃうギミックは何度観てもあきない!!
by nakashi (2006-12-28 23:25)