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朧の森に棲む鬼 [演劇]

■朧の森に棲む鬼
作:中島かずき
演出:いのうえひでのり
出演:市川染五郎/阿部サダヲ/秋山菜津子/真木よう子/高田聖子/粟根まこと/小須田康人/田山涼成/古田新太/他
会期:2007年1月2日(火)〜27日(土)
場所:新橋演舞場
http://www.shochiku.co.jp/play/enbujyo/0701/index.html
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□story
野良犬のようにギラギラとした目の男が、シャレコウベを踏みつけ歩いていく。そこは累々たる屍に埋まる深い森。「王の座を欲しくないか、おまえの命と引き替えに」突然現れた森の魔物《オボロ》の声が、その男の運命を変えた。
……「おもしれえ」。男の武器は、魔物にもらった「オボロの剣」。そしてありとあらゆる嘘を生み出す、赤い舌。放たれる無数の言葉は果たして正か邪か、善か悪か。そして告げる想いは、愛か、それとも憎しみか。嘘で染まった真っ赤な舌が、裏切りと憎悪の無間地獄を作り出し、そして「オボロの剣」が、緑の森に赤い血を降らしていく——。
『血よ。オボロの森を真っ赤な嘘に染め上げろ! それが俺の、生きる証だ——。』
(e+より引用)

□impression
あーけーーまーーーしーーーてーーー
おめでとドーーーーーーーーーーーーーーン!!!!
(ドラゴンボールのカメハメハに匹敵するね☆)
・・・・である。
ド派手、ド派手。新春にふさわしい・・・

新年初舞台で染様の眉無メイクの色気に拝めるなんて、幸せすぎる。
おまけに秋山ねえさんにうっとり…なんて幸先よすぎる幕開である。

※前述しますが…染様と秋山ねえさんびいきで観劇してますのであしからず。

今回のツボはライ(染様)が、将軍になるまでの悪の成長っぷりである。
衣装・所作が目に見えて変わっていく様は観ていてとても気持ちイイ。
スピードを感じられる立ち回りも美しい。
染様、1舞台で何着お着替えなさいました??
↑映画『プラダを着た悪魔』に近い感覚に思う。

ド派手ながらに舞台転換がスムーズに行われ、
ライに相乗して周りがどんどん変わっていく。
おそらくゆっくり眺めていたら、節々の荒さもありそう…だが
どんどん勢いで流しちゃえばそれもよ〜し!!である。

後半のライ(染様)とツナ(秋山ねえさん)の絡みは逸脱。
ライに憎しみを持つツナと、愛と憎悪は似通うと掛け合うライ。
正にエロティックバイオレンス。
ツナは最後まで心の内を見せなかったんだけど、
そこが艶っぽくてステキだったなぁ。
私が、男性だったならば完全に惚れたと思う。
こう思わせられる役づくりがほんとにうまい!
“飽き止まない女”恐るべし。

休憩含め4時間弱の長い舞台でしたが、
スピード感&笑い&艶っぽさ、もろもろ楽しかった。
早くDVD欲しいぞ〜!!


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コメント 2

ぐっさん

おめでとどーーーーーーーん!!
うはは、染様って、へえ、染様好きだったのか。
幸四郎ファミリーは魅力たっぷりですな。
年末、有頂天ホテルの松たか子に改めて笑かされーの心打たれーの。

2007年出だし好調じゃーん♪
今年もよろしくがしょーーーーーん!
by ぐっさん (2007-01-09 23:23) 

nakashi

>ぐっさん
ことよろー。
そうなの、染様だいすきだったの!
あの一族って、とことん所作が美しいと思う。。
by nakashi (2007-01-11 00:42) 

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